ebayがSkypeを買収。26億ドル。 OracleがSiebelを買収。58億ドル。

ebayがSkypeを買収。

NewYorkTimesの記事（英語）

InternetWatchの記事（日本語）

買収金額は約26億ドル（日本円で約2,856億円）

Skypeはいわずと知れたインターネット電話サービス。
225ヶ国で5400万人の会員をもち、一日15万人ずつユーザーが増えているという。
うち、有料ユーザーは200万人。

eBayにおける支払や配送といったプロセスに
Skypeによるボイスコミュニケーションを導入するそうで
これで「Eコマースコミュニケーションが変わる」という。

eBayのPayPal（ペイメントサービス）とSkypeとの連携もして、
有料Skypeユーザを増やしつつPayPalのユーザも増やす試み。

※ちょうど先週有料Skypeにクレジット決済で10ポンド払ってしまったばっかりでした。
まあ待つ気もないのでよいのですが。。。

ebayのニュースリリース

Skypeのニュースリリース

ちなみに日本のSkypeはLivedoorの独占契約

GoogleがGoogleTalkを開始し、MicrosoftがTeleoを買収し、
YahooもDialpadを買収かつYahooメッセンジャーに音声機能を搭載。
GoogleTalkもYahooMessengerも使っているけど
音声通信はもっぱらSkypeだなあ〜。
なんでかというと、Skypeなら相手が色々いるから。

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ところで。
Oracleが今度はSiebelを買収。約58億ドルだって。はひー。

Oracle、1月にPeopleSoftを買収（103億ドル）し
3月にはRetec（約6億5000万ドル）とOblixを買収。

めちゃめちゃ買収しまくっとる。
しかしPeopleSoft買収のときはOracleは1万1000人のPeopleSoftの社員のうち
5000人のレイオフ計画を発表。解雇通知を速達で自宅に送るという手段に出た。。。
（そもそもが同業他社をのっとり買収してつぶす作戦だからね。。。）

そしてPeopleSoftのFounderであるDave Duffieldが社員の苦難を見かねて
SafetyNetFundという基金を設立し、100万ドルを上限に元社員たちを支援することを表明。

支援条件は：
・買収契約が締結された2004年12月13日時点で同社の正規職員だったこと
・買収を理由に解雇されたこと
・PeopleSoftの従業員だった当時の年収が15万ドル以下だったこと
・Oracleから解雇通知を受け取った日から3カ月を過ぎても前職と同等の職に就いていないこと

かつ、退職金が底を尽きたか、医療や引越しなどで
財政的な困難に直面している人が対象となる。

そういえばずっと前Ciscoがすごい買収しまくっていて「月に1社は買収します」と
仰っていたなーと思って
Ciscoのページを見に行ってみるとやってるやってる。

7月22日にKiSS Technology（ネットワーク エンターテイメント デバイスのトップ技術プロバイダー）約6100万ドル。
7月26日にSheer Networks（サービス プロバイダーおよび大規模エンタープライズ向けのインテリジェント ネットワークおよびサービス管理製品の開発）約9,700万ドル。
その前の6月も、27日にNetSift、14日にM. I. Secure Corporationを買収。
4月も5月も2社ずつ買収している。

「買収し続けて新しい物を取り入れ続けることが成長の源泉です」とおっしゃっていたのが思い出される。

でも、Ciscoの場合は「買収された会社の社員が、買収されてよかった。
Ciscoになって働きやすくなった。ずっとここにいたい。と思ってくれることが重要。
せっかく買収したのに貴重な人材が流出してしまわないよう
細心の注意を払っている。。。」という話をしてくれたことがあって
そういう意識がとても好き。