突撃インタビュー1)シンガポールの通信事情

飛行機の中で、隣の席のシンガポール在住マレーシア人のお兄さんに突撃インタビュー!
N=1なので参考まで。。。

●プロフィール

30代男性。マレーシア(ジョホールバル)で生まれ、大学からシンガポールへ。中国語・英語・マレー語を操る。
現在シンガポールのHPでレーザープリンターを作っている。今回は研修出張。

シンガポールについて:

・ブログは黎明期。テレビ等マスコミで最近特に取り上げられている。

・米国がジャーナリズム型・日本が日記型と類するならばシンガポールも日記型。

シンガポールは元来保守的な国なので、30代ぐらいだと匿名だし写真も載せない。10代の子達はオープンになってきているので、実名で赤裸々なブログを作って話題になっている。

・タレントブログが多い。企業ブログは少ない。

・自分も株仲間と情報交換用のブログを立ち上げているが、あまり更新していない。

・自分は、検索にはGoogleを使う。トップページはMyYahooにしていて便利に使っているが、検索はGoogle。ブログを探すときもGoogle

SNSはまだまだ全然。

・インターネットの普及率は90%ぐらい。うち、50%はブロードバンド。CATVかADSLFTTHは全然。

・携帯電話は、利用台数が人口の数を上回る。一人で数台持つ人が多いから。

・StarhubがVOIPサービスを開始。市内通話無料なのでSingtelはかなりやられるだろう。自分も加入するつもり。(そもそも固定電話は引いていない)Skypeも使っているが、PC-PCではなく電話でやりたいので、Starhubに入る。海外とのテレカンにSkypeは厳しい。

シンガポールの大手企業はシンガポール航空やSingtel(通信会社)等。製造業はシンガポールでは難しい。今度2つのカジノを建設することになり、これで観光を誘致する。

●対日本について:

・ビジネス上、アメリカや日本等の外資はリスペクトされているので進出は勧める。(国内ベンチャーはとても苦労している。。。)

・対日感情は厳しいところもある。ドイツと比べてしまうのだが、ドイツはナチス政権を否定して、罪を認めて謝罪をしているが日本は過去の否定ができず言葉を選んでいる気がする。

・日本のメーカーはシンガポールで多く成功している。クルマならトヨタホンダ、エレクトロニクスならSONY東芝、松下。。。プリンターでも自分のHPがシェアトップだがCANONEPSONが力をつけている。韓国メーカーもどんどん参入している。

・日本のドラマはよく放映される。自分もロンバケ・ラブジェネ等見ていた。最近は韓国のドラマも多い。

●マレーシアについて

・都市と地方の格差が大きく、通信インフラも然り。

・ブログはまだ全然。

・マルチメディアスーパーコリドーは全然だめ。光インフラを作って、インフラができたら後は自分で考えろと言ってもビジネスは出てこない。

・クアラルンプールは商業の都市。ペナンは工業の都市。マラッカは歴史の町。ジョホールバルは人口こそ多いもののカラーがないので、特色が必要。

●台湾について

ICQのプロフィールを見ていると、台湾人の80%ぐらいは自分のブログのURLを載せている。(シンガポール人は殆ど載せていないので対照的)ICQで台湾人のブログを読んで、面白い物を書いている人を見つけてはチャットしている。