NHKのBLOG特集番組

先日、NHKでBLOGについての特集番組が組まれた。

実はうっかりビデオの予約を忘れて見損ねてしまったのだが
友人が送ってくれることになったので今楽しみに待っているところである。

さて、この番組中でとりあげられたBLOGサイトの一つにワーキングマザースタイル[wmstyle.jp]というサイトがあったそうな。
その主催の村山らむねさんは、とある女性専用MLで大昔からお世話になっていたというご縁があった。

テレビで取り上げられるということは彼女達にとっても嬉しいことだったのであろうが
結果的には彼女達の意図したところとは異なる形での報道となってしまい、
苦い体験となってしまった。

その根底は、我々ブロガーの「Free speech」というか、
自由に書きたいことを書いているわけであって、
別に報酬を求めてBLOGを書いているわけではない。

というスタンスと、

「ボランティアで主婦達が映画の感想を書くなんてバカみたいじゃないですか」
と言ったと言われる報道の方。。。の考え方のギャップに起因するようだ。

村山らむねさんのエントリーより抜粋。

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わたしたちは純粋に、「映画の紹介をしてください」という、映画会社からお願いに対して、「レビュアーとして評価されている」という喜びを対価に、今回は感想を書いたり、クチコミをさせていただきました。

金銭としての報酬はいただいておりません。コメンテーターの方が、「お金をもらって」との発言をなさっていることから、NHKの方は無報酬であることを知りながらコメンテーターの方には、今回のお手伝いが無報酬であることを伝えていなかったとことについてはとても残念です。

<中略>

「ボランティアで主婦達が映画の感想を書くなんてバカみたいじゃないですか」と、NHKの方に言われた印象的な言葉があります。これは、ブログを語る上で、キーワードだと思います。無償でも、いいと思ったもの共感したことは、素直に損得抜きに自分が思ったことを表現できる場、それがブログであり、それがひいてはバカみたいなパワーを持ってきたんだと思います。

たとえ、もらうお金が少なくても、いや、無報酬でも、本当の等身大の思いを伝えることができる、それが何よりの対価だということを、今回の取材でも随分力を入れて説明したつもりです。

しかし、NHKの方には、ブログのポジティブな面にスポットを当てたいという思いがあったようです。
そして、ポジティブ=成功 成功=金銭的な利益を得ている ということだったのです。
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らむねさん、頑張れ。頑張れ。

これに対し、番組を見た友人のエントリーを紹介しておきます。
ネチケットを笑い飛ばせ

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 その方は通販に関するサイトを以前から開設しており、blogと連動して商品の紹介・宣伝を行うビジネスを立ち上げたとのこと。とある映画の宣伝担当者と打ち合わせをする光景が放送され、その後仲間のブロガー数人と作戦会議。その映画のどんな部分をプッシュしていくか役割を分担し、ただ褒めるだけでは信用されないということで、やや批判的な意見を書く役割も付けられていました。

 確かに、これを見た視聴者が疑念を抱くのは仕方ないかな…と私も思いました。要するに、集団による工作活動をやっているのでは?と受け取られそうな取り上げ方だったからです。また、そもそも個人サイト上で「宣伝」を行うこと自体への嫌悪感というのもまだまだ拭いきれてはいないのでしょう。
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今後企業が発信するBLOG、企業が依頼して発信されるBLOG等
以前書いた「やずやブログ」についてのエントリーみたいな
企業タイアップBLOGみたいなものも多発すると
どんどん純粋でないBLOGも増えてくることが予想され、
それでも純粋に思ったことを思った通り書き続けていくブロガーの力強さが
しぶとく生き残り続けて、強い市民のメディアであり続けられればなあ。。。とか
そんなことを思ってみたのでした。