要するにRSSって
何なのさ?って話がまだあるようで。
そのへん、今夜は整理してみたいと思うわけです。
- まずはHotWiredの記事から
RSSって何なのさ?という問いに対するJason Cookの答えをまとめると:
・サイトの見出しや概要をある仕様に沿った形式で公開し、
他の人が自分のサイトに取り込めるようにすること。
・一定の仕様に沿って公開するため、色んなサイトの最新ニュースやリンクを手早く集められる。
・よって、RSSを使って新着のニュースやコンテンツに関する情報を提供したり、取り込んだりする人が増えている。
・利用者的には、RSS用のアプリケーションを使って、気に入ったサイトを自由に組み合わせて、
情報収集を任せておけば、いつでも暇なときに読めるので便利。
- もいっちょHotWiredから
ではではAtomって何なのさ?という問いに対するJason Cookの答えをまたまとめてみよう:
・サイトのシンジケーション、つまり色んなサイトが発信するコンテンツ情報を集約
するというところまではRSSと一緒。
・『シンジケート・コム』によると、追跡している2万5000を超えるフィードでは、
RSS 0.9xと2.0両形式があわせて約3分の2なので、圧倒的シェア。
・それでもAtomが必要な理由は、RSSが「コンテンツに混じっている
マークアップ(HTMLなど)をどう処理すべきかを規定していない」という問題に起因。
フィードに相対URLを指定する方法もあいまいなら、タグの正確な使用法も不明で
妙な動きを始めるプログラムがあってもおかしくない問題を内包している。
(ふみ:知らなかった〜!!)
そんな問題を解決し、明確化したのがAtom。
・まだデファクトをどちらが取れるかはわからず、
米グーグル社の『ブロッガー』は、Atomフォーマットに肩入れ。
米トライポッド社の『ブログ・ビルダー』は、RSSバージョン2.0を生成する機能を提供。
- 上記本文記事を読んで面白かった!という方はHotWiredの
AtomとRSSのレベルアップを図ろう!をお読みください♪
・こちらの定義では、RSSとは「RDF Site Summary」の略。
・HTMLは、文字の大きさなど「見え方」も定義するが、
RSSは、サイト全体や各記事について、タイトル・要約・URLなどといった
「内容」の定義に特化しているため、RSSは、情報の収集、検索に向いている。
・ブラウザー、メールソフトに次ぐ第3のソフトとして、RSSリーダーが注目を集めている。
・RSSリーダーは、各サイトのRSSデータを登録、読み込み、検索できるソフト。
Internet Explorerの「お気に入り」のように、ニュースやblogといった
RSS対応サイトを登録しておけば、ボタン一つで各サイトの最新情報を読み込める。
(ふみ:こうして考えると、ダイヤルアップ全盛時代にBUG社が作った「波乗り野郎」
というソフトは近いものがあったなあ。RSSのような汎用性は一切ないけどさ。)
・RSSリーダーの種類については、記事を読んじゃってください。
ここでまとめるのは大変長くなる。
いずれにせよ、注目はこちら。
→Operaの新バージョンにも注目だ。前回のバージョンアップで
内蔵メールソフトが大幅に強化されたが、今度はメールソフトがRSSリーダー機能を搭載した。
まだ、英語版のプレリリース段階だが、正式版が公開されれば一度試してみる価値はありそうだ。
(ふみ:「メールは偉大なるデータベースだ!」と考えると、
超ユーザビリティが高くて、超検索機能が高くて、
他のソフトにはないメーラーというものが求められていると思っています。
それはG-MAILの高機能版かもしれないし
そうではないかもしれないし。
OPERAがブラウザ+メーラー+RSSリーダーでものすごいものを作ってくれたら
それだけで泣いちゃうかもなあ。。。と思うわけ。)
ちと古い。
- インフォプラントのRSSリーダーについての調査記事
リーダーはネットツールの期待の星?――認知度は3割弱
Blogの認知は8割でRSSリーダーの認知は3割。
- 上記記事を読んでのコメントを書いているBLOGハケーン
・RSSのアクセス数が多いのは、RSSリーダーが更新情報をチェックするために数分から数時間おきにRSSファイルにアクセスをするため。実際にRSSリーダーでこのサイトを見ている人の数はもっと少ないはず。
・ブラウザでサイトを見に来るユニークユーザー数はCookieなどで集計が可能だが、RSSリーダーでサイトを見に来るユニークユーザーの数の判別方法は??
・RSSリーダーが普及すると、サイトのユニークユーザーの概念やコンテンツの在り方(そもそもRSSで情報を配信するか、配信する場合はRSSリーダーで見出しだけ見せるか、または本文も読ませるかなど)など、いろいろなところに影響が出てきそう。
次のWindowsでマイクロソフトがRSSリーダーを搭載するあたりが、RSSが一般的に普及するターニングポイントになるのでは。
。。。。とのこと。
考えさせられる記事でした。
そもそもアクセス数をカウントする目的というのも様々で、
例えば広告の料金算定のために人集めをしているようなサイトだったら
コンテンツだけRSSリーダーで読まれていくようになると成り立たないかもしれない。
そうすると、アクセス数を数えても意味がないかもしれない。
・GoogleやYahoo!ではHTMLを収集して検索しているが、
それと同じ仕組みでRSSを集めて検索する「RSS検索」は“未来検索”と呼ばれる。
つまり、あらかじめ設定しておいた単語に関する情報を集めることができる。
(ふみ:設定して待ってれば情報が入ってくるとゆーことですね)
・RSSは初めての一般ユーザー向けXMLであり、低コストで扱いやすく、OSなどのプラットフォームに依存しない点が大きい
・メルマガからブログへの方向転換。手軽に不特定多数へ情報発信できる、過去記事の管理が簡単という点は共通。ブログとRSSを組み合わせることで、メルマガよりも高い表現力や容易な入退会方法を実現。RSSは、比較的楽にサイトを訪れてもらえる点も大きい。RSSのデメリットとして、メーラー以外にRSSリーダーを導入するという点では障壁が高い。RSSのメリットは「スパムメールの被害がない。
・過去のメルマガもブログにアーカイブとして保存できる。
(ふみ:メールだと送りっぱなしだがRSS化することでデータベース化も容易!
そうなるとメルマガはともかく一対一のコミュニケーションとしてのメールやメッセンジャーは残るわけで、
このコンテンツをどれだけ検索しやすくRSSに取り入れるかが非常に重要になるのでは?
やっぱブラウジングとメールとBLOGとRSSリーダーとDBとグループウェアっていうのは
すべからく一体になるべきだよなーと思うわけ。)
ちなみに私、APO機能を初めて使ったときは震えました。。。!
これ、面白そ。
RSS リーダーに人工知能を搭載させ、ユーザーごとのニュース収集履歴や
選択ニュース記事を全文解析し、ニュースキーワード傾向などを学習できるようにするもの。
これによりユーザーがニュースを読む前からその期待値を予測でき、
ユーザーが欲しいニュース情報だけを収集・分類できる。
さらに、ユーザーごとに人工知能を提供するので、
他のユーザーの人工知能と交換することもできる。
エクシオでは5月に未来予測型エンジン「インテグラルエンジン」の開発に成功している
(特許申請中)。
インテグラルエンジンは、複数の統計理論を応用させた人工知能が情報予測を行い、
複雑な事象が絡むテーマに対しても情報価値を数値化し、導き出すことができるもの。
(ふみ:ベイズみたいだなー)
- 百式で紹介されていた記事。
Real Simple Shoppingで提供している
オンラインショッピングのセール情報等をRSSでまとめて配信してくれるサービス
http://www.100shiki.com/archives/000880.html
いわく、メアドを渡すのはもうやめよう(そうだそうだー)
RSSの可能性をまだよく理解していないのですが
便利なら便利なりに色々使っていきたいなー。とかね。
- で、「企業のデフォルトコミュニケーション」論議になると。
http://www.100shiki.com/archives/000877.html
「メールは留守番電話のようなもの。直のコミュニケーションはメッセンジャー」なんて会社が
増えているらしい。たしかに便利だし、今のメッセンジャーならログも残せるしね。
私が勤めている会社は実はメッセンジャーは禁止、MLもないという状況なのですが
解禁される日もあるのかしら。
- では、みんなで諸手を上げてRSSを盲信してよいのか?というと必ずしもそうではない。
決まったところだけぐるぐる見てるんじゃ、視野がせまくなっちまうよとそういう話。
- でもね。
みんなが好き勝手なことを書いてるとウェブは破綻する(かも)によると:
今のネットは情報の洪水になってきていて、
BLOGで簡単に猫でも情報発信ができるようになってきて、やっぱり絞り込む術が必要なんよ。ちゅう話。